街を走っているバキューム車が、どのような作業をしているかご存じですか？
バキューム車が担う役割は、私たちの生活に大きく影響しています。
今回は、バキューム車の作業内容について紹介します。
▼バキューム車が行う作業の内容
■汲み取り式トイレの汚物回収
汚物をポンプで吸い上げて運搬する作業で、下水道の未整備地域にある汲み取り式トイレや、イベント会場・工事現場の仮設トイレなどが対象です。
タンクや浄化槽にホースを接続して吸い上げるため、ホースを運んだりマンホールの蓋を開けたりといった作業も行われます。
■浄化槽の保守点検と清掃
企業や家庭など、浄化槽が設置されている場所を巡回し、保守点検を行う作業です。
浄化槽は微生物の働きによって汚物を分解するため、微生物が正しく働いているかや装置が正常に機能しているかを、定期的に点検する必要があります。
また浄化槽は年に1回以上、浄化槽内の汚泥の吸い出しや装置の洗浄を行う必要があり、浄化槽内部に入って清掃する場合もあります。
■産業廃棄物の処理
工場や建設現場などから排出された液体状の産業廃棄物（汚泥や廃油）を回収し、それぞれの処理施設まで運搬します。
畜産農業から排出される動物の汚物も、産業廃棄物のひとつです。
▼まとめ
バキューム車の作業内容は、汲み取り式トイレの汚物回収や浄化槽の点検・清掃などです。
また産業廃棄物も回収し運搬するので、私たちの生活を維持するためにも重要な役割を担っていると言えるでしょう。
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